キャベツの準備が始まります。

平素は、茨城生科研に対し多くの皆々様から多大なる御支援とご愛顧を賜りまして、誠に有難うございます。

早いもので、ついこの間お正月を迎えたと思ったら、もう2月です。

今年も残り11が月となりました。

なんて、冗談を言っておりますが、1年の過行く時間の速さに圧倒されている今日この頃です。

さて、このHPではあまり登場しない弊社農産部のネタですが、いよいよ2023年初夏取りのキャベツの準備が始まって参ります。

以前にもちょっと書いたかもしれませんが、弊社のキャベツ栽培は㈱生科研さんが提唱しております「中嶋農法」を用いて栽培しております。(ちゃんと認証もいただいております。)

今回は、3圃場で延べ面積65aのキャベツを栽培いたします。

栽培する品種ですが、まずサカタのタネさんの「がいな」、次に大島種苗さんの「初恋」、そして今回初めて栽培するのですが、渡辺農事さんの「舞にしき」です。

栽培を準備を行う前に、弊社では栽培する全圃場の土壌診断を行っております。

診断書のデータは↓になります。

圃場番号1-2(20a)

次に圃場番号2-2(35a)

そして、圃場番号5(10a)

土壌分析が出来上がってきたばかりなので、具体的な施肥設計はこれからですが、過剰養分が少なく、施肥の調整がしやすい圃場になっております。

ちなみに、元肥は食品系堆肥をベースに作られた有機質の肥料を使っております。

そして、土壌改良剤として弊社肥料事業部の微生物性の土壌改良剤「土こうじDX」とミネパワー(S又はB)を施用しております。

定植してからは、病害虫の防除と合わせて、葉面散布肥料の「メリットシリーズ」とこの時期に怖い「巻き込み」を軽減させるためのカルシウム「カルタス」を適宜葉面散布しております。

キャベツの栽培を始めて、約10年になります。

はじめのころは、肥料や土壌改良剤の販売のみで、実際に栽培した経験がなかったので、試行錯誤して失敗の連続でしたが、ここ3~4年はかなり安定して栽培することができるようになってきました。収量も品種によりますが、概ね7トンを超えられるようになってきました。こんなに取れるようになるなんて、ちょっとびっくりしておりますが・・・・

しかし、少しくらいとれるようになったからと言って、まだまだ上の方は沢山おります。常に農作物を観察して学んでいかなくてはいけないと思っております。

ある方に昔言われたことがあります。「10年農作物を栽培しても、1年に一作のものだったら10回しか作っていないんだ。経験年数ではないと」おっしゃっておりました。なかなか深いお言葉です。でも、深く納得したのを覚えています。


弊社の農産部の情報ですが、上記にも書きましたあまりこちらには登場しません。不定期ではありますが、Instagramでキャベツの栽培情報をアップしておりますので、良かったらフォローしていただいてご覧いただければ幸いです。

また、このキャベツ栽培圃場をご覧になりたいという方がおりましたら、視察対応をしておりますので、ご連絡いただければと思いますのでよろしくお願いいたします。

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