越冬・促成トマトの厳寒期の管理について

平素は、茨城生科研に対し多くの皆様から多大なる御支援とご愛顧を賜りまして、誠に有難く厚く御礼を申し上げます。

珍しく2日続けての投稿になります。

そして、さらにイチゴ以外の情報を今回はアップいたします。

表題にもありますように、今回は

「トマト」

です。

昨日ほどではありませんが、事務所所在地の笠間市押辺地区の今朝の温度はマイナス2℃でした。

天気予報では、機能が寒さの底で週末は比較的暖かくなる予報になっておりますが、底とはいえまだ1月です。

長期予報では、これからも寒い日があるとのことですので、コロナ禍ということもあり、お体を気を付けながらお仕事に携わっていただければと思っております。

で、本題です。

生産者の皆様は言うまでもないですが、厳寒期になると根の動きが鈍るため、根からの養分吸収が不足しやすい状況になります。また、この時期は着果負担も掛かってくるため、樹勢の低下や花の充実不足、葉先枯れの発生などが心配されます。

それらの対策を「葉面散布」を行うことで、エネルギーの補給、光合成促進を図ってこの厳寒期を乗り切っていきましょう。

対策①
花の充実、葉先枯れの予防のために
ホップアップ 500倍 + カルタス 500倍
混用して5~7日おきに葉面散布を行ってください。

※ホップアップの成分は1-6-6です。ポリリン酸、アミノ酸、核酸を配合しております。

※カルタスの成分はキレートカルシウム10%。メリットやホップアップ等の葉面散布肥料との混用が可能です。

対策②

樹勢の維持、葉先枯れ予防に

メリット黄 500倍 + カルタス 500倍
混用して5~7日おきに葉面散布を行ってください。

※メリット黄の成分は3-7-6です。ポリリン酸配合です。


これからの天候が曇天続きで日照不足に傾向になるような場合には、①及び②の対策にグリーンセーフプラス1000倍を混用することによって光合成の促進につながり、より効果を発揮することができますのでお勧めです。


ここで、改めてになると思いますが、

葉面散布の散布方法についてお伝えいたします。
トマトへの全面散布もとても有効ですが、
成長点付近(成長点から25~30㎝までの部分)への葉面散布も有効です。
【生長点散布のメリット】
①生長点付近は養分が不足しやすく、葉先枯れも発生しやすいので効果的である。
②さっと掛けられるので、ハウス内の湿度を高めない。
③散布量が少なくて済むので省力化でき、コストも抑えられます。


㈱茨城生科研・AGRI WORLD

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