台風後のイチゴ対策について

前回もアップいたしましたが、16:30現在台風9号は茨城県筑西市付近を移動している模様です。

その影響で、かなり強い雨と風がうちつけております。

さて、現在イチゴ栽培は育苗の真っ最中です。

台風による苗への被害や、圃場の冠水やベッドが崩されてしまったりして、被害が出てしまった場合は、下記の管理を参考に苗の被害の回復を行ってください。


◎育苗圃場に屋根が掛かっていない場合◎

強い雨に打たれてしまうと、培土の中の肥料成分が流れてしまったり、葉の中の養分が気孔から流亡してしまいます。大雨や長雨の後は、必ず下記を参考に追肥を行ってください。

1)天候回復後すぐに、苗に付着した汚れを洗い流すように、殺菌剤+アミノメリット青500倍液を葉面散布して下さい。また、雨がしばらく続く場合は、雨の合間もしくは、雨の中のでも散布するようにして下さい。(農薬よっては、混用できないものもありますので注意して下さい)

2)曇天が続く場合は、リン酸が太陽光線の代わりの働きをします。

  苗7,000本あたり、キッポ赤もしくは、トーシンPK 500g+アミノキッポ 1Kgを

  5日おきに1~2回かん水して下さい。

3)曇天が続くようならば、ホップアップ 300倍を1~2日おきに葉面散布して下さい。

4)天候回復後、根ぐされ対策として、必ずポット抜きを行ってください


◎育苗圃場に屋根が掛かっている場合◎

1)天候回復後すぐに、風による傷の回復とそこからの病気の感染を防ぐために、

  殺菌剤+アミノメリット黄 500倍液を葉面散布して下さい。

  (農薬によっては混用出来ないものもありますので、注意して下さい)

2)曇天が続く場合は、リン酸が太陽光線の代わりの働きをします。

  苗7,000本あたり、キッポ赤もしくは、トーシンPK 1kg+アミノキッポ 500gを5日

  おきに1~2回かん水して下さい。

3)曇天が続くようならば、ホップアップ 300倍を1~2日おきに葉面散布して下さい。


◎ベッドが崩れてしまった場合◎

崩れて落ちてしまった土やベッドには、スーパー酸素(酸素供給剤)を適量施用してから直すようにすると、ベッド内の酸欠を軽減出来ます。

㈱茨城生科研・AGRI WORLD

明るい豊かな農業社会の実現に向けて!

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