【土づくり】パート2

平素より、茨城生生科研に対し、多くの皆々様方から多大なるご支援とご愛顧を賜り誠に有難く厚く御礼を申し上げます。

雨の月曜になっております。事務所所在地の笠間市岩間地区は結構な勢いで雨が降っております。

また、明日18日からおよそ1週間は平年の気温より2度近く高くなる予報みたいです。だから気象庁より「高温に関する異常天候早期警戒情報」が発表されております。

もう10月も後半に来ているというのに・・・

まさに異常天候ですね。

この状況で農を生業としている農業従事者の皆さんのお気持ちを察すると、なんとも言いがたいものがあります。


さて本題に入りまして、今回は土づくりパート2として、「土づくりとは」についてアップいたします。いまさらという方もいらっしゃると思いますが、そこはちょっと我慢して、水耕栽培以外の栽培にとっては、土は欠かせないものです。母なる大地です。


では、土壌の材料(母材)が組成、地形、気象、植生、動物、微生物なので影響を受けながら長い年月を経て生成されたものを自然土壌といいます。自然土壌を人間が利用し、手を入れることで農地となっています。この農地の環境を改善して、作物が必要とする養分や水分をバランスよく供給出来るように高め、土壌の作成生産能力を維持していくことが『土づくり』なのです。


『土づくり』に関連した土壌の性質を、物理性、化学性、生物性の三側面から見る事ができますし、それぞれの調和をとる事が重要になるのです。

中でも、化学性は当社が奨めている「中嶋農法』や農業改良普及センター、各地農協様等で、土壌分析に基づく土づくりを行う事で、十分に浸透していると思っておりますので、今回は物理性に焦点をあてていきます。


土壌の物理性は、透水性、通気性、保水性、易耕性に関連し、固相、液相、気相の三相の分布状態で示されます。これらは、作物の根の生長に大きく影響して、それが作物の生育・収量にも大きく影響を与えます。


そこで、まず土壌の物理性を測定し、その結果に基づいて農地を診断し改善していく事が重要になります。その診断項目としては、①土層の深さ、②土壌の堅さ、③土壌の通気性、④土壌水分があり、土壌を採取して分析する項目と、現地で調査する項目とに分かれます。

土壌を採取してからの分析する項目は、化学性分析を同じように、弊社ならびに各地分析センター等行っておりますが、土層の深さや土壌の堅さ等の現地で調査する項目については、正式な方法としては、圃場を掘り起こす等の作業が必要となり、非常に大掛かりになってしまいます。

しかし、土壌の硬度計を活用するれば、圃場を数箇所挿すだけで土壌の硬度を簡単に把握する事が出来るのです。

ただ、問題は・・・

この硬度計が安くないという事です。


しかし、やってみる価値はあると思います。

何か、成育に関することが分るかもしれません。

㈱茨城生科研・AGRI WORLD

明るい豊かな農業社会の実現に向けて!

0コメント

  • 1000 / 1000