イチゴ栽培管理の続きです。(厳寒期の管理)

こんにちは。


昨日はタイムアウトにて途中までのアップになってしまいました(汗)

なので、昨日のイチゴの厳寒期の管理の続きをアップして参ります。


【地温確保のためのかん水管理について】

まずは、毎日かん水を行いましょう! と言う事です。

厳寒期は、通常地温よりも井戸水の方が温度が高いので、かん水を行う事で地温が上がります。

毎日なるべく早い時間にかん水を行なって、地温の確保に努めましょう。

!曇天が続くようなときは、必ず毎日かん水を行いましょう!


【換気についてです】

!午後の気温が20℃以下では、なり疲れの原因になります!

圃場巡回などで見ると、午後のハウス内の温度が低くなっているハウスが非常に多く見受けられます。

午後の低温管理は、なり疲れの原因になります。

午後の温度は25℃をキープするようにして下さい。


・ハウス内の温度管理の目安

早朝⇒ハウス内の温度が20℃以上になったら、内張りを両サイド全開にして光を取り入れて地温の確保をして下さい。


午前中⇒25℃以上まで気温を上げてから換気を行い、午前中は20℃~25℃で管理するようにして下さい。ガク焼けは葉水の乾く前に急激に温度を上げすぎると発生します。

また、30℃以上では光合成が停滞してしまいます。


午後⇒午後は午前中よりもやや高い25~30℃で管理するようにして下さい。内張りは、陽ざしのあるうちはなるべく開けておいて、光線を取りいれ地温を上げて、夜温の確保に努めて下さい。

☆陽ざしがあるうちはハウス内温度を20℃以下にしない。


夜間⇒8℃前後を確保するようにして下さい。ハウス内温度が5℃を下回る場合は、午後の温度をやや高めにして、内張りカーテンも早めに閉めるなどして、ハウス内温度の確保に努めて下さい。


【ジベレリン処理と電照について】

!なり疲れのために行なってください!

ちょっと過ぎてしまいましたが(汗)11月10日頃から開始目安に15日~20日に1回

ジベレリン1~3ppmとアミノメリット黄500倍を混用して1株当り5ml葉面散布して下さい。


また、電照は必ず13時間以上の長日の確保が出来るように、日長延長で電照時間を決めてください。


以上、いよいよ忙しくなってくると思いますが、年末にむけて皆さま美味しいイチゴの生産を行なってください。

㈱茨城生科研・AGRI WORLD

明るい豊かな農業社会の実現に向けて!

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