梅雨入り宣言がありました。

平素は茨城生科研に対し多くの皆々様から多大なる御支援とご愛顧を賜りまして、誠に有難く厚く御礼を申し上げます。

本日6月6日に関東甲信越が梅雨入りしたとみられる。

と発表がありました。

平年より1日、昨年より8日早い梅雨入りとなりました。

しかし、良く雨が降ります。

4月、5月の降水量(茨城県笠間市)を昨年と比較してみると

昨年の4月が129㎜ 今年が152,5㎜ 118%

昨年の5月が102㎜ 今年が144㎜ 140% です。

ちょっと多いですよね。
そこで、今回は梅雨時期の日照不足対策について一部㈱生科研様の資料を活用してアップしていきたいと思います。

まずは、

日照不足による軟弱徒長に注意しましょう。と言う事です。

梅雨に入り、曇りや雨が3日以上続くと日照不足に陥り、光合成による代謝が滞ってきます。

糖の合成不足は、植物細胞の細胞壁の原料であるセルロースの不足に直結し、薄く弱い壁になってしまいます。そこに、窒素によって成長ホルモンの生成が促されると、正常時より細胞がさらに薄く延ばされてしまいます。この症状がいわゆる「軟弱徒長」と言われる現象です。

「軟弱徒長」を防ぐためには、ポリリン酸を含む液肥や「グリーンセーフプラス」等で光合成を促進させて糖を稼ぎ、それに加えてアミノ酸んお併用で糖やエネルギーを節約する「稼ぐ」と「節約」により、栽培壁の原料を確保します。

また、「リン酸・加里型処方(黄、赤系統)とカルシウムやホウ素で窒素の影響を抑えながら細胞膜を強化することで、よい「軟弱徒長」を防ぐことができます。


次に、高温環境でも効果的な「生長点散布」を活用しましょう。と言う事です。

梅雨の間は、高温による蒸散抑制によって「カルシウム」の移動が制限されます。また、梅雨時期は湿度上昇を嫌い、灌水や葉面散布を控え気味になりがちで、徒長対策が難しい条件ですが、生長点付近だけにさっと少量(湿度を上げ過ぎない程度)を散布する「生長点散布」を行うだけでも日照不足、徒長対策になります。

生長点散布はメリットを濃い目(300倍希釈)で散布しても害が出にくいという特徴を生かせる方法なので、ぜひお試しいただければ思っております。


次に、気温上昇に伴う根の生育停滞を抑える効果についてです。

梅雨頃から昼夜温が上がってきます。それに伴い、徐々に根への養分配分が少なくなり、根の生育が停滞気味になってきます。

梅雨明け後のヒートショックに耐えられるように、葉面散布で光合成を促進し転流分の糖を稼ぐとともに「新チャンス液S」「アミノキッポ」「根っこりん」等を活用して根の生育停滞を起こさないように対策を打ちましょう。


と言う事で、いや~な季節になって参りましたが、何んとか頑張って参りましょう!



㈱茨城生科研・AGRI WORLD

明るい豊かな農業社会の実現に向けて!

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