イチゴ~台風後の管理について~

連投にて失礼いたします。


イチゴの台風通過後の管理をアップいたします。

24号により、苗への被害や圃場の冠水やベッドが崩されてしまったり、被害が出ているようです。

苗の被害を回復させるためにも、下記の対策を参考に行なってください。

特に、台風通過後の高温はチップバーンや不時出蕾、芽無しの原因になります。葉面散布や農作散布は薄めの倍率で散布して下さい。


◎圃場に屋根がかかっている場合

1)天候回復後すぐに、風による傷の回復とそこからの病気の感染を防ぐために

  殺菌剤+アミノメリット黄600倍+ファイトオーツー1,000倍の混用で散布して下さい。

  (殺菌剤は薄めに、また葉面散布肥料との混用は良く御確認をお願いします)

2)曇天が続く場合は、リン酸が太陽光線の代わりの働きをします。

   新トーシンPK 5kgを5~7日おきに2~3回かん水してください。

3)曇天が続く場合は、ホップアップ300倍を1~2日おきに定期的に葉面散布して下さい。


◎圃場に屋根がかかっていない場合

強い雨に打たれてしまうと、培土の中の肥料成分が流れてしまったり、葉の中の養分が気孔から流亡してしまいます。大雨や長雨の後は必ず下記の対策を参考に行う様にして下さい。

1)天候回復後すぐに、苗に付着した汚れを洗い流すように、

  殺菌剤+アミノメリット青600倍を散布してください。

  (殺菌剤は薄めに、また葉面散布肥料との混用は良く御確認ください)

2)上記の後、

  アミノメリット青500倍+ファイトオーツー1,000倍を2~3日おきに葉面散布して下さい。

その後、奇形果対策として、ホップアップ300倍を1~2日おきに3~5回葉面散布して下さい。

3)曇天が続く場合は、リン酸が太陽光線の代わりの働きをします。

   アミノキッポ3号 5kgを5~7日おきに2~3回かん水して下さい。


※ベッドが落ちてしまった土には、スーパー酸素を適量施用してからベッドを直すと、ベッド内の酸欠を軽減することが出来ます。

㈱茨城生科研・AGRI WORLD

明るい豊かな農業社会の実現に向けて!

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