初夏取り結球野菜のチップバーン予防に!

平素は茨城生科研に対し、多くの皆々様から多大なる御支援とご愛顧を賜りまして、誠に有難く深く感謝申し上げます。

4月も早いもので下旬に差し掛かって参りました。桜の花も、ソメイヨシノから八重桜と変わり、事務所所在地の茨城県笠間市では、つつじの花が咲き始めております。

今までが異常だったのか?わかりませんが、今年はどちらかと言うと、昔の開花時期に戻ったような感じがしております。(当初の予想ではかなり早かったのですが・・・)


さて、花は例年より遅い状態ですが、気温はグングン上がってきております。一昨日はなんと29℃近くまで上がり、汗ばむというよりが、汗が噴き出してくるという表現の方が正しいくらい暑い日でした。

今年もすでに言われておりますが、かなりの暑さが予想されます。

そんな気候で、農作物の生育がとても心配ですが、特に心配なのが、結球野菜(キャベツ等)の「巻き込み」と言われるチップバーン症状の発生です。

この症状は、キャベツ等の内部に発生するために外部からは分かりません。そのた、カットしてからでないと、わからないため結構厄介な症状なのです。

で、その発生の原因なのですが、一般的にはカルシウム欠乏と言われております。

そして、そのカルシウム欠乏を起こさせてしまう要因の一つが高温、高日射による蒸散不足です。が気温が高く、強い日射にさらされていては、植物の蒸散がうまくいきません。そのため、根からの水分を吸収できなくなります。カルシウムは葉などの特定の部位に吸収されると、再移動しない特性があります。そのため、根からの水分吸収はできなくなったり、根が傷んでいるとカルシウムの欠乏が起こりやすくなってしまいます。

そこで、カルシウムの補給を比較的簡単に行うのがカルシムの葉面散布です。

で、おススメするのがこちら↓

カルシウム葉面散布剤

カ ル タ ス

です。

「カルタス」はキレートカルシウム(CaO)を10%配合しております。

そして、この「カルタス」の最大の特徴は、弊社「メリットシリーズ」などの液体葉面散布肥料との混用ができると言う事です。

通常、カルシウム入りの液肥は、他の液肥と混用すると白濁沈殿を起こしてしまいます。しかり、「カルタス」と「メリット」の混用においては、白濁沈殿は起こりませんので、混用することができ、わざわざ別々で散布して二度手間になる事が無く、散布に対しての省力化を図る事ができます。

土壌施用でのカルシウム剤の補給も行っているとは思いますが、土壌施用の場合、上記に示したような条件下だと吸収できなくなったり、また塩基バランスの関係でも同じことが起こると思いますので、一番素早く吸収させる方法としては、やはり「葉面散布」による方法が一番です。

また、収穫の直前に散布しても効果はあまり期待できないので、定植後から巻き込みを極力出さないための予防で、定期的に散布を続けることをお勧めいたします。

散布倍率と散布間隔ですが、500倍~1000倍の希釈倍率で、できれば7~10日おきに散布してください。上記にも書きましたが、「メリットシリーズ」との混用が絶対におススメです。

ちなみに、弊社農産部で栽培しているキャベツはもちろんですが、タマネギにおいても定番の「メリットシリーズ」とこの「カルタス」を防除のタイミングで、必ず混用して散布を行っております。

キャベツについては、球締まりが良くずっしりとしたものに仕上がりますし、タマネギにおいてもしっかりした、肥大が良く、硬く締まったタマネギに仕上がっております。

この商品を販売している立場でも、このこの商品を使っている一生産者としても、「巻き込み対策として」「品質向上として」散布する事をお奨めいたします。

なお、商品についてのお問い合わせは、DM等でもお受けしております。また、購入については、茨城県内のJA様でお求めいただけます。

㈱茨城生科研・AGRI WORLD

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