栽培管理情報~トマトの厳寒期の管理について~
平素より茨城生科研に対し多大なるご支援とご愛顧を多くの皆様から賜り誠に有難く厚く御礼を申し上げます。
さて・・・・
雨が全く降っておりません。
12月23日にデータ上1.5㎜降って以降、今日まで全く降っていない事務所所在地の笠間です。
そのせいで、畑はカラカラでトラクターで耕運するたびに土ホコリが舞っている始末。
この乾燥状態だから、インフルエンザも猛威をふるって、地元の小学校では学級や学年閉鎖では、休校の対策をとるところも出ております。
かれこれ長ーく地元に住んでいますが、学校閉鎖になるなんて初めて聞いたくらいです。
そんな状況ですので、弊社のHPをご覧のみなさま、インフルエンザに掛からないように、しっかりとした対策をとるようにしてください。
ネット情報等によると、手洗いをこまめに行うとかなりの予防効果になるようなので、行ってください。
私も外出して帰社、帰宅したら30秒以上手を洗いうようにしております。
そして、今年は例年よりも花粉の飛び出し?も早いように感じております。
もうすでに、花粉症の薬を飲み始めました。例年より1か月早いです。
病院の先生によると、12月が比較的高温で推移したので、発症している患者がすでにいるそうです。(私だけではなかった・・・)
さて、本題です。
いつもイチゴの情報が中心の弊社ブログですが、今回は取引メーカーよりトマトの厳寒期の肥培管理例を入手したので、そちらについてアップして参ります。
題して「厳寒期の草勢維持・光合成促進対策」です。
今のところ天気は良いですが、これだけ雨が降らないと、この後のことが心配になってきます。(南岸低気圧の通過が多かったり・・・)
そうなると、
日射量が少ない、地温が低い状況になってきます。
日射量が少ない⇒光合成・エネルギーが不足します
⇒その対策として「ポリリン酸」の補給があります。つまり「メリットシリーズ」の散布です。
地温が低いと根からリン酸・カルシウム・微量要素の吸収不良が起きてしまいます。
このような時の養分補給も「葉面散布」が効果的なのです。
また、すでにご存じだとは思いますが、潅水時は「から水」ではなく、
液肥(発根剤、ポリリン酸、硝酸態など)で低温時に効きやすい成分の加用が有効になります。※地温の確保には、晴天日の午前中に施用するのがよいでしょう。
次に、着色の停滞、着果負担増、草勢の低下、葉先枯れについてです。
着色の低下ですが、促進させるためには適正な昼温・夜温の確保が重要です。また、果実への光線の確保もです。
これらを促進させるためには、リン酸やカリ、微量要素の施用が効果的です。
葉先枯れについては、言うまでもありませんがカルシウム・カリの吸収不良が一因となっております。それらを軽減させるには、やはり葉面散布が非常に効果的なのです。
花芽の充実不足は品質や肥大に影響してきますので、今後の品質や肥大促進のためにもしっかりとした管理を行うようにしてください。
草勢維持・葉先枯れ予防に
<葉面散布>
メリット黄(草勢によっては青)500倍+カルタス500倍を5~7日おきに葉面散布してください。
<潅水施用>
新チャンス液S 5~10㎏+新トーシンPK5~10㎏を2週間おきに施用してください。
花芽を充実させるために
ホップアップ300倍+カルタス500倍で5~7日おきに適宜葉面散布を行ってください。(これはおすすめです)
以上、乾燥が続いております。
お体を十分にご自愛いただき、お仕事に励まれますようご祈念いたしております。
0コメント