イチゴの栽培管理 3月からの親株!

平素は茨城生科研に対し、多くの皆々様から多大なるご支援とご愛顧を賜りまして、とてもありがたく心より御礼を申し上げます。

気が付いたら3月になっておりました。

三寒四温とよく言いますが、最近は本当に三寒四温のような天気が続いております。特に「温」については、どちらかというと「暖」の方が趣が強いかもしれません。

時によっては4月の陽気だったりもしていました。


イチゴの収穫ですが、やっと折り返いを超えたあたりでは、ないでしょうか。

若干このところの気候の影響で、収量も少し⤵になっているところもあるようですが、弊社の液肥等の管理を参考に、後半戦を是非とも乗り切っていただいたと、常に思っております。

さて、そんな時期ではありますが、もうすでに次年度の育苗が始まろうしております。いろいろ歩いていると、親株の納品時期とうの質問が飛び交っております。

つまり、まだまだ収穫しているというのに、もう2026年~2027年に向けての準備を行わなくてはなりません。

今回は、毎回この時期に同じような内容をアップしておりますが、「3月からの親株管理」について、改めてにはなりますが、アップして参りますので、ご参考にしていただければ幸いです。


まず、管理の目安として


☆2月下旬から3月上旬に親株の根が動き始まったら「タンソ病」「イオウ病」を中心に7~10日おきに防除を行ってください。また、この時期から肥料を施してください。(根が動き出してから、体内の樹液濃度が低くなり、低温に遭遇するとシミ症の原因になります)


☆とちおとめの親株は、必ず3月中に定植してください。4月に入ってからの定植では、ランナーの発生不良の危険があります。

目安として3月20日頃「とちおとめ」の親株定植


☆「やよいひめ」「いばらキッス」はランナーの発生が良いので、4月上旬ごろから、作型に合わせて親株の定植を行ってください。

4月1日以降に「いばらキッス」「やよいひめ」の親株定植

☆プランターや大型ポットに定植の場合は移植後速やかに施肥を始めてください。肥料は、液肥または追肥用化成肥料の方が、ロングタイプの肥料よりランナーの発生が良いです。

☆最初に発生する弱い(赤い)ランナーを整理すると親株の草勢が強くなり、良いランナーがそろって発生します。


採苗の準備)

基本的には、保温のできるハウス内で採苗を行い、日中は20℃、夜間は10℃以下の時には保温を行ってください。また、育苗期間の社交剤も開け閉めができるように設備してください。

育苗期間にしっかりと苗に光をあてられるようにしないと、頂果房の分化の遅れや、奇形果、腋果房の分化のばらつきや根腐れの発生の原因になります。

また、キノコバエなどの発生は、湿度の高い圃場、たい肥場の近くの圃場、畜産厩舎の近くの圃場などで多く見受けられます。採苗時はもちろん、育苗時に有機質資材を使用する圃場でも多く発生が見受けられますので、しっかりとした対策をとるようにしてください。


かん水について)

親株へのかん水は、点滴チューブをしようしたり、マルチを利用したりして、親株元だけにかん水できるように設備してください。基本的には、親株にしっかりとかん水されていればランナーが水不足になることはありません。ランナー部分は必要に応じて手かん水、もしくはミストかん水で灌水してください。かん水チューブや頭上かん水では、水跳ね等の影響で、根腐れやイオウ病、タンソ病の原因になりますので、注意してください。

また、こまめにランナーをピンなどで止めて、親株に充分なかん水をおこなってあげれば、先焼けなどを軽減できます。

ランナーの発生はかん水量を比例します。充分なかん水を行ってください。

プランターやポットを使用する場合は、夏場の高温時には培土の温度上昇による根腐れを防止するために、タイマーで2~3時間おきに1日4~5回程度かん水ができるように設備してください。


ランナーの管理)

親株定植後、初期に発生する細かいランナーは、出てくるたびになるべく短いうちに取り除いてください。これを残してしまうと親株に負担がかかり、親株の初期成育が停滞して結果的にランナーの発生が少なくなってしまったり、苗の大きさがバラつき、花芽の分化がバラつきます。

また、初期にランナー取りをしないで4月後半に出ているランナーを一度に取ってしまうのは、逆効果になりランナーの発生不足になることがありますので注意してください。

先焼けは、こまめにランナーをピンなどで止めて、親株に充分なかん水をおこなってあげれば、軽減でします。

特に、次郎苗の先が伸びる時期が焼けやすいので、この時期にはきちんと葉数を整理したり、遮光をかけたりして注意してください。


わき芽や葉の管理)

強いわき芽は残して、2~3芽ぐらいで管理した方が、ランナーの発生は多くなります。しかし、芽を残しすぎて葉数が多くなり、根からの吸収量よりも葉からの蒸散量の方が多くなると、葉の展開が止まってしまったり、ランナーの先焼けの原因になります。芽の数にもよりますが、親株の葉数は10~15枚程度で管理して、ランナーの葉も3枚程度で管理してあげると、ランナーの発生も良く、苗も生育、花芽分化ともに揃った良い苗がとれます。

㈱茨城生科研・AGRI WORLD

茨城生科研では、体がよろこぶ農産物の生産栽培にむけた、土壌分析をはじめ、各種土壌改良剤や肥料の取扱いを行っております。

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