天気が悪い日が続いております。

まずは、新型コロナウイルス感染症予防等に尽力されているすべての皆様に、感謝を申し上げます。


日頃より茨城生科研に対し、多くの皆々様から多大なるご支援とご愛顧を賜りまして、誠に有難く厚く厚く御礼を申し上げます。

事務所所在地の茨城県も緊急事態宣言並びに特定地域が解除されました。

なんとなく、普通の生活?に戻りたくなってしまいますが、目に見えないウイルスがどこに潜んでいるかわかりませんので、十分注意しなくてはいけません。

弊社も18日より営業体制を通常に戻しましたが、なかなかもと通りとはいかないようです。


さて、そんなコロナ禍の中ですが、

ゴールデンウィークが明けてから、天気が続きません。

週末は毎週雨が降っているし、ここにきて梅雨のはしりでは、と思うような天気が続いております。

この後も、晴れたり曇ったり、そして雨が続く見込みです。

前回葉面散布のネタをアップいたしましたが

このように、天候不順、特に雨が多いと以前にもアップいたしましたが、

露地野菜だとリーチング(葉から栄養成分が溶脱する現象)が起きてしまい、栄養が不足して生育が停滞してしまう可能性が出てきてしまいます。

このような場合の対応策として有効なのが、やはり

葉面散布なのです。

ちなみに、「リーチング」をちょっと詳しく説明すると

植物では、葉が栄養分を吸収するだけではなく、雨等によって葉の中から栄養分が溶出する現象が起きます。これを「リーチング」といい、長雨などで作物が弱ってしまう原因の一つです。

特に流れやすい養分としては、マンガン、ナトリウム

比較的流れやすいのは、カルシウム、マグネシウム、カリウム、イオウ

その反面、流れにくいのは、鉄、亜鉛、リン、塩素

等々です。

県内だと、キャベツ・レタス等は結球開始~結球中期くらいになっていると思います。
この時期は収穫に向けて作物の活性を維持するとともに、肥料切れにならないよう気を付けなくてはいけない時期です、
また、カルシウム欠乏などの生理障害の予防もかねて、下記の葉面散布を実施するようにしてください。
結球期中~後半
 メリット赤 500倍 +カルタス 500倍
葉色低下・肥料不足の症状の場合
 メリット黄(もしくは青)500倍 + カルタス 500倍 
5日おきに、適宜葉面散布を行ってください。
また、品質(食味)向上のために、上記に 
グリーンセーフプラス 1000倍を混用するとさらに効果的ですので、お試しください。


ちなみに弊社の農産事業部の3月3日に定植したキャベツ(初恋)の写真です。↓

草が目立ってきておりますが、ご愛嬌ということで(笑い)

定植直後は、非常に順調に生育していったのですが、4月低温、天候不順で若干足踏みしているようです。

ちなみに、当たり前ですが、

メリット青→メリット黄→メリット赤の順で散布しております。

現在はメリット黄ですが、次回の散布時期から赤に変更します。

また、カルシウム葉面散布の「カルタス」500倍と、苦土を中心として微量要素の「グリーンセーフプラス」1000倍も混用して散布しております。




㈱茨城生科研・AGRI WORLD

明るい豊かな農業社会の実現に向けて!

0コメント

  • 1000 / 1000