台風通過の対策について

平素は茨城生科研に対し、多くの皆様から多大なる御支援とご愛顧を賜りまして、誠に有難く厚く御礼を申し上げます。

さて、台風が近づいてきております。

14号です。

昨年はこの時期には、甚大な被害があった19号がありましたが、今年はまだ14号です。

少ないのがいいのかはわかりませんが、被害をもたらさなければ問題ないのですが・・・

しかし14号ですが、ニュースなどを見ていると、なんだか発達してきているではありませんか?

最初は、「強い」なんて表現がなかったのに、現在は970hPaで強い台風になっております。

そして、進路が定まってきたら、なんとこちらに向かってきているではありませんか。ちょっとでも北にズレたら関東地方に上陸なんてことも・・

もう勘弁してほしいです。

昨年の経験があるので、農業者の皆様は言われるまでもなく、対策を行うと思いますが、改めて「葉面散布」を中心とした対策をアップいたしますので、ご参考にしていただければ幸いです。


☆台風通過後に葉面散布の実施を

<葉菜類・根菜類・果菜類>

メリット青500倍+グリーンセーフプラス1.000倍+カルタス500倍

3日おきに2回以上散布してください。

◎葉から速やかに栄養分を吸収させ、草勢を回復させます。

◎光合成促進と暴風雨による弱った作物を活性化させる効果があります。

  ※葉面散布は、畑が冠水して根が弱ってしまった場合には特に有効になりますので、必ず実施して下さい。

  ※草樹勢によってメリット青・黄を選択して散布してください。

 

  (浸水・過湿対策)大雨によって、圃場が浸水もしくは冠水してしまい、土壌中が酸欠状態になっている場合には、


これから中耕や土寄せができる作物の場合は「スーパー酸素」を20~40㎏(10㌃)施用してください。
ハウスの場合には、「MOX」を10㎏かん水施用してください。
※「スーパー酸素」は10㎏でおよそ400㍑、「MOX」は10㎏で200㍑の酸素を放出します。


<イチゴ>

   台風による苗のへの被害や、圃場の冠水やベッドが崩されてしまったりして、イチゴ苗に被害が出てしまうことが懸念されます。

   下記の対策を参考に苗の被害を最小限にするように管理を行ってください。

 ◎苗にダメージがある場合

 1)出蕾している場合には、奇形果予防のために

         ホップアップ300倍+カルタス300倍液

を3~5日おきに頂花の開花終了までの間、葉面散布してください。

 2)曇天時は、リン酸が太陽光代わりの働きをします。「キッポ赤」、

 もしくは「新トーシンPK」を10㌃あたり5㎏を5日おきに1回、草勢が回復するまでの間かん水してください。

 3)この時期の湿気は、不受精果やうどんこ病などの原因になります。台風通過後ハウスが過湿にならないように気を付けてください。

 ◎ハウスにビニールがかかっていない場合

強い雨に打たれてしまうと、ベッドの中の肥料成分が流れたり、葉の中の養分が気孔から流亡してしまいます。

1) 天候回復後すぐに、苗に付着した土を洗い流すように、殺菌剤+アミノメリット青500倍を

1回葉面散布してください。(殺菌剤の混用には十分に確認してから行ってください。

    

2) ベッドや株が雨に当たった圃場やベッドが崩れた圃場は「MOX」を10㎏/10㌃かん水してください。

3) ベッドが崩されてしまった時には、「スーパー酸素」を崩れた土に適量撒いてからベッドを直してください。

㈱茨城生科研・AGRI WORLD

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