イチゴの降雪時の対策について

平素は茨城生科研に対し、多くの皆々様から多大なる御支援とご愛顧を賜りまして、誠に有難く、厚く厚く御礼を申し上げます。

さて、昨日は「成人の日」でしたね。

新成人になられた皆様、心よりお祝いを申し上げます。

コロナ禍において、式を中止や延期したところや、いろいろと対策をされて行ったところもありましたが、いずれにせよ一緒に一度のことですが、こんな事態での成人の日を迎えられたことは、きっと一生心に刻まれるであろうし、これをpositiveにとらえて、これからの人生を謳歌してほしいと思っています。

私の時は、あまりにも平凡すぎてあまり覚えておりません(汗)


さてさて、本題に戻ります。

昨日から関東地方を中心に「雪」の予報が出ております。

が・・・・・・

事務所所在地の茨城県笠間市押辺地区は、現在の積雪はゼロです。

体感温度からも降る気配は今のところ感じません。

でも、これから降るかもしれません。

「備えあれば患いなし」です。

降雪時の対策をアップいたしますので、イチゴ生産者の皆様のお役に立てれば幸いです。

生産者の皆さんはすでに分かっているとは思いますが、

降雪や低温での降雨などで、ハウス内の気温の低下や雪解け水による地温の低下による生育の停滞、奇形果の発生が心配されますので、次の項目を参考にしていただき、早めの対策をとることをお勧めいたします。

1)凍害などによる奇形果防止のための葉面散布

降雪や低温により、花器の凍害が出たり、花粉の活性が弱くなります。「ホップアップ」を散布して花粉の活性を上げて奇形果の発生を抑えましょう。また、イチゴのエネルギーは「光と温度とリン酸」です。
低温時のリン酸補給が生育停滞防止のポイントです

※降雪前に、

アミノメリット青500倍

を葉面散布して凍害対策を行なってください。

※降雪後なるべく早く

アミノメリット青500倍+ジベレリン2~3ppm

を葉面散布してください。

※奇形果の防止と凍霜害の防止に(降雪後定期的に)

ホップアップ300倍+カルタス300倍

を4~5日おきに3~4回程度葉面散布してください。

2)根をしっかり張らせて、なり疲れを防止する液肥管理の実施

☆窒素は天気の良い日に、リン酸は曇天に施用しましょう!
 ‐天気の良い日が3日続けば窒素補給、曇天が3日続けばリン酸補給を行ってください。

※降雪後なるべく早く

アミノキッポ3号10㎏+新チャンス液S10㎏

かん水してください。

※上記施用7日後に

メリットM 3㎏ + 新チャンス液S 10㎏

かん水してください。

3)降雪後はハウスの周りの雪が無くなるまで、必ず毎日かん水を行ってください。
降雪後は作業に支障のない範囲で、なるべく毎日少量でもかん水してください。降雪後は雪解け水で地温が下がります。降雪後の地温よりも井戸水の方が温度が高いので、かん水を行うことで地温が上がり、生育停滞を軽減できます。また、なるべく早い時間にかん水を行う方が効果的です。


㈱茨城生科研・AGRI WORLD

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