【葉面散布】ポリリン酸と亜リン酸

日頃より茨城生科研に対し、多くの皆さまから温かいご支援とご愛顧を賜りまして、誠に有難く厚く厚く御礼申し上げます。

何度もブログに書いておりますが、ほんとうに良く雨が降っております。台風もたくさん来ています。

ちょっと調べたのですが、事務所所在地であるか笠間市では、お盆明けの8月16日から昨日までの間(およそ1ヶ月)に、雨が0.1mmも降らなかった日が12日しかないのです。そして、8月の降水量を調べてみると、去年の8月の合計降水量は93mmに対し、今年の8月は363mmと3倍以上になっているのです。

このような状況ですので、通常生活もさることながら、農作物への影響はとんでもないものになっております。多分、どのように手を打っていいか分らないという方もいらっしゃると思います。

一番の解決方法は、天気が続いてくれることだと思います。


そんな状況下ですが、手を拱いていてはいけません。なにもやらないよりやったほうが絶対によいのです。

という事で、弊社の得意分野「葉面散布」について、株式会社生科研様の資料を基に、今一度葉面散布ついて、アップしていきますので、お付き合いください。


上記はメリットシリーズ(生科研)

上記はエレマックスシリーズ(ファイトクローム)

その葉面散布の中でも良く質問される「亜リン酸」と「ポリリン酸」について、書いてまいります。

ちなみに当社は上記の写真にあるように、ポリリン酸と亜リン酸のどちらの葉面散布肥料も取扱をしております。


通常、一般的に肥料として用いられているリン酸は「オルソリン酸」の形ですが、メリットに使用されている「ポリリン酸」やエレマックスに使用されている「亜リン酸」は通常のリン酸にはない特長を持っているのです。


この2つのリン酸の特長を比較するときに、皆さんが良く知っている童話の「北風と太陽」の話にたとえると分りやすいと思います。


物語の中で、寒風を吹き付け必死になって旅人のマントを脱がそう北風のよう?(悪者みたいですが・・・)に、亜リン酸は速効的に、ストレスとして作物の生体防御機構に働きかけます。その結果として、亜リン酸を与えた作物は、抗菌物質の生成を促進して、病害虫に対する抵抗性を高めるのです。

一方、ポリリン酸は生命活動に欠かせないエネルギー貯蔵のメカニズムを持つ高エネルギーリン酸であり、作物の光合成が衰え、エネルギーが不足する悪条件かで高い効果を示します。つまり、旅人を照らして、マントを脱がすような太陽のように、植物の光合成を助けてエネルギーを補給する役割りがあるのです。


今年のような天候の場合は、速効的な亜リン酸やエネルギーの補給、太陽代わりになるポリリン酸を上手に組み合わせて、葉面散布を行う事によって、農作物へのダメージを少しでも軽減できるのではないかと思っております。


「こんな天気だからできない」ではなく、「こんな天気だからやってみよう」に気持ちを切り替えて、是非とも葉面散布を行うようにして下さい。

秋雨前線が停滞して、台風もまた近づいて来ております。

早め早めの管理が大切です。

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