イチゴの厳寒期の管理~続き~
平素は茨城生科研に対し、多大なる御支援と御愛顧を賜り、誠に有難く厚く御礼申し上げます。
今回は昨日アップいたしました「イチゴの厳寒期の管理」の続きをアップして参ります。
また、最後にちょっとした発表も・・・・なんでしょう???
では、本題のイチゴの厳寒期の管理です。
1)地温確保のためのかん水管理について
☆毎日かん水を実施しましょう☆
厳寒期は、通常地温よりも井戸水の方が温度が高いので、かん水を行う事で地温が上昇します。
毎日なるべく早い時間にかん水を行って、地温の確保をして下さい。
ポイント!今年は、早い段階から雪が降ったりしております。降雪後や曇天が続くときは、必ず毎日かん水を行ってください。
2)毎日の換気について
☆午後の気温が20℃以下は、なり疲れの原因です。
午後のハウス内温度が低くなっているハウスが非常に多いです、午後の低温管理は、葉の展開や果実肥大、なり疲れの原因になります。午後の温度をしっかりと確保して下さい。
◎温度管理の目安
早朝~ハウス内の温度が20℃以上になったら、内張りを全開にして、光を取り入れて地温の確保を行ってください。
午前中~25℃以上まで気温を上げてから換気を行い、午前中は20~25℃で管理するようにして下さい。ガク焼けは、葉水の乾く前に急激に温度を上げすぎると発生します。
30℃以上では、光合成が停滞します。
午後~午後は、午前中よりやや高い25℃~30℃で管理する。内張りは、陽ざしのあるうちになるべく開けておき、光線を取りいれ夜温の確保に努めましょう。
陽ざしのあるうちは、ハウス内を20℃以下にしない。
夜間~8℃前後を確保する。ハウス内の温度が、5℃を下回る場合は午後の温度ををやや高めにし、内張りカーテンも早めに閉めるなどして、保温確保に努めて下さい。
3)ジベレリン処理と電照について
☆なり疲れ予防のために、必ず行ってください☆
◎ジベレリン
ジベレリン1~3ppm+アミノメリット黄500倍を1株あたり5ml葉面散布して下さい。
15日~20日に1回程度
◎電照
電照は、必ず13時間以上の長日の確保が出来るように、日長延長で電照時間を決めてください。
以上、クリスマスに向けて美味しいイチゴ栽培を行う様にしてください。
それと、最後に今月中にですが、当社で新たに新聞ではないですが、様々なトピックや面白ネタを掲載した、情報誌を発行いたします。配信はブログをはじめとするSNSや関係機関にはFAXなどを検討しております。現在鋭意作成中ですので、御期待ください。
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