イチゴ緊急情報~降雪時の対策~

茨城県の県央から県北にかけて、本日9日朝から雪が降っておりました。

大雪警報も発令され、現在もまだ継続中です。

今回は、イチゴの降雪時の対策をアップいたします。


雪によるハウス内の気温の低下や雪解け水による地温の低下による、生育の停滞、奇形果の発生が予想されます。

下記を参考になるべく早い対策を行う様にして下さい。


1)奇形化防止のための葉面散布の実施を

降雪の低温により、花粉の活性が弱くなってしまいます。

ホップアップ(要面散布肥料)を散布して、花粉の活性を上げて奇形果の発生を抑えましょう。また、イチゴのエネルギーは光と温度とリン酸です。低温時のリン酸補給が生育停滞防止のポイントです。


☆降雪後にぐに

ジベレリン2ppm+アミノメリット青500倍を10a辺り40㍑を目安に葉面散布して下さい。

☆奇形果の防止と凍霜害の防止に

降雪後定期的に、ホップアップ300倍+アミノメリット青500倍を5~7日おきに3~4回程度葉面散布して下さい。※地温が15℃以下の場合は、カルタス500倍液を混用して下さい。


2)根をしっかり張らせ、なり疲れを防止する液の管理を実施

☆降雪後なるべく早く

アミノキッポ3号又は、アミノキャッチP10kg+新チャンス液S10kgをかん水施用

上記の7日後くらいに、メリットM3kg+新チャンス液S10kgをかん水施用

降雪後、曇天低温が続く場合は、トーシンPK10kg+エルエス2kgをかん水施用


3)降雪後は、ハウス周りの雪が無くなるまで、必ず毎日かん水を行ってください。【これ重要】

降雪後は、作業に支障の無い範囲でなるべく毎日少量でも、かん水を実施して下さい。降雪後は、雪解け水で地温が下がります。降雪後の地温よりも井戸水の方が温度が高いので、かん水を行う事で地温が上がり、生育停滞を軽減できます。毎日なるべく早い時間にかん水を行う事で、地温の確保を行ってください。

㈱茨城生科研・AGRI WORLD

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