春一番?二番からの強風対策
日頃は茨城生科研に対し、多大なる御支援と御愛顧を多くの皆々様から賜り
誠に有難く厚く御礼申し上げます。
先週の金曜日に関東地方では春一番が観測されました。
が、
その後一昨日から昨日にかけて、また強風が吹き荒れました。
日中の天気が非常に良いだけに、風が吹いたからといってハウスを閉めとく訳もいかず、
茨城県内の所々では、少雨の影響での乾燥もあいまって、ハウス内にかなりの砂埃や土が入り込んで、農作物へ悪影響を及ぼしているようです。
葉が汚れると、光合成能力が低下したり、花が汚れると、受粉や着果に影響を及ぼしたりとダメージが心配されます。
そこで、葉に付着した砂埃や土をしっかり落としてから下記の対策を参考に農作物の管理を行なってください。
まずはイチゴの場合
花や蕾への栄養を補給して、受粉率の向上と奇形果の軽減を図るために
ホップアップ(又はメリット黄)500倍で張るべく早い段階で葉面散布を行なってください。
また、芯が弱い場合や草勢が低下している場合はメリット青500倍を葉面散布して下さい。
メロンやスイカ等
風による茎・葉の痛みや、葉の汚れによる光合成の低下から、着果への影響が懸念されます。交配が近い場合は、花芽への栄養補給、受粉率の向上を図るために
メリット黄500倍でしっかりと葉面散布して下さい。
被害が大きい場合は、次の花での交配に向けて茎葉の伸長を促進し、蔓の生育量を確保するためにメリット青500倍で葉面散布して下さい。
葉菜類の場合
風で葉が痛み生育が停滞、砂埃による出荷物の汚れなどが懸念されます。葉の汚れを落とすと同時に、栄養を補給して草勢の回復を図るためにアミノメリット青800倍でしっかりと葉面散布して下さい。
以上、明日も天気が荒れるみたいですので、皆様十分に注意してください。
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