6月になりました&栽培管理情報~

水無月 6月になりました。

平素は多くの皆々様より茨城生科研に対し多大なる御支援と御愛顧を賜りまして、

誠に有難く厚く厚く御礼申し上げます。

水が無い月ではありますが、うっとおしい梅雨の季節がまもなくなってきます。

体調を壊さないようにしてくださいね。(特に熱中症)

今月も先月に引き続き、よろしく御引立て賜りますようお願い申し上げます。


さて、今回もう一つのテーマ栽培管理ですが

イチゴの栽培

では無いのです。


珍しく今回は「茄子」についてアップして参ります。

今年の4~5月の天気も良く、ときより真夏並みの高温の日もありました。

茄子は本来暑さには比較的強い作物ですが、ここ数年の暑さにより、花や花粉に障害が発生し、花落ちや奇形果になる恐れがあります。また、初期に樹勢が強くなってしまうと、石ナスになってしまいますので、下記の対策を参考に良品のナスを作ってください。


<樹勢が強い場合>

今年は定植時期からの天候も良く、適度な水分もあった事から、肥料の効きも良くなって樹勢が強くなる傾向にあるのではないかと思います。

そこで、樹勢が強い傾向の場合は、

メリット赤 500倍+グリーンセーフS 1,000倍+カルタス 500倍

を混用して5~7日おきに3回以上葉面散布して下さい。

上記葉面散布をすることで、光合成作用を促し窒素を消化する事が出来るのです。

また、カルシウムを散布することにより、細胞を丈夫にして耐病性の向上に繋がります。

※メリットシリーズは、樹勢によって使い分けしてください。


<発根促進>

作物の基本が根を張らせることです。

根を張らせることにより、カラダを支え、水分や栄養分を吸収します。また、窒素と加里以外のリン酸や苦土、カルシウム、微量要素などは毛細根の先端からしか吸収されません。

茄子は土壌水分を比較的好む作物で、乾燥には弱いとされています。干ばつ状態が続いてしまうと水分や養分が吸収できず、生育が悪くなってしまいますが、根量がしっかりと確保できていると、干ばつ等にもある程度耐えられるようになるのです。

そこで根をしっかりと張らせるためには

新チャンス液S 300倍+アミノキッポ 300倍

を混用して14日(2週間)おきに潅注施用して下さい。

※潅注とは、直接根域に水と酸素と栄養を送る事ができます。


<花の充実を図りましょう>

前にも書きましたが、比較的暑さに強い茄子ですが、高温になりすぎると茎葉には障害が出ないものの、花器に障害が発生して花落ちや受精力のない不稔花粉の発生で奇形果になる恐れがあります。

そこで、ホップアップ 300倍 

を定期的に散布することで、同化養分を花に送り、花の充実や花粉の充実を図るようにしましょう。

㈱茨城生科研・AGRI WORLD

明るい豊かな農業社会の実現に向けて!

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