イチゴの天候不良対策

平素は、茨城生科研に対し多大なるご支援とご愛顧を多くの皆様から賜り、誠に有難く厚く御礼申し上げます。

しかし、相変わらずの天気ですね。

全く照りません。

この状態は1993年のコメが大不作になった年以来だそうです。

農産物が本当に心配です。

そして、関東には大きな影響はないようですが、台風が接近しております。

この台風によって、前線が刺激?させる可能性もありますので、十分注意する必要があります。皆様お気をつけください。


さて、本題です。

その天候不良時の対策で有効なのが、葉面散布です。

今回は「イチゴ」の天候不良対策をお送りいたします。

まずは、

「葉面散布」

です。

生理障害の予防や軟弱徒長の抑制対策として、

メリット赤500倍+カルタス500倍+グリーンセーフプラス1,000倍

を適宜葉面散布してください。

☆メリットシリーズに配合されている「ポリリン酸」は、太陽のエネルギーの代わりのエネルギーになるといわれております。天候不良時にポリリン酸を散布することで、生育不良や軟弱徒長を軽減します。

☆花芽の充実や徒長抑制の軽減、葉色の改善に、リン酸(メリット)、カルシウム(カルタス)、苦土(グリーンセーフプラス)を葉面から補給しましょう。

※置きをまだ施用していない場合は、メリット赤をアミノメリット黄に変更して葉面散布を行ってください。

※メリットシリーズには展着剤が配合されております。別に展着剤を混用しないで下さい。汚れや障害の原因になります。

※葉面散布は高温時、風の強い乾燥した日は避け、夕方など涼しい時間帯に行ってください。

次に「置き肥」です。

直受けの場合は、切り離し1~3日後から。さし苗の場合は、1日中葉が萎れなくなってから置き肥をおこなってください。

そして「液肥」です。

液肥は、根をしっかりと張らせ、花や果実を充実させるために行いましょう。

新チャンス液S5~10kg+アミノキッポ3号または、アミノキャッチP5~10㎏を10~15日おきに2~3回かん水してください。


最後に「遮光」です。梅雨明け後の急な高温に注意です。

長い天候不良のため今年は根の張りが非常に弱くなっております。梅雨明け後の高温と強い太陽光線により、焼けやシオレなど起こることが考えられます。梅雨明け後の高温時期には、適切に遮光を行なったり、かん水不足にならないように気を付けてください。

㈱茨城生科研・AGRI WORLD

茨城生科研では、体がよろこぶ農産物の生産栽培にむけた、土壌分析をはじめ、各種土壌改良剤や肥料の取扱いを行っております。

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