台風通過後の農作物への対策について

日頃は、茨城生科研に対し多大なるご支援とご愛顧を賜りまして、誠に有難く厚く御礼申し上げます。

さて、本日9月9日の未明から現在(午前8:00)台風15号が茨城県を通過しております。

ニュースでは、過去最強の台風と報道されておりますが、事務所所在地の笠間市でも、かなりの大雨と風が吹いております。

これだけの暴風雨が吹き荒れておりますので、農作物に対す被害がとても心配されます。

収穫中のものだったり、秋冬の作付け中だったり、とこの時期は様々なステージの農作物がありますので、次の管理を参考にしていただき、農作物のダメージを最小限に食い止めるためのも、台風通過後に防除と合わせて、葉面散布による対応を行うようにしてください。

〇葉面散布は、畑の作物が弱ってしまった場合に、特に有効的なので必ず実施するようにしてください。


まず、葉菜類・根菜類の対策について

メリット青300~500倍+

グリーンセーフプラス1000倍+
カルタス500倍

3日おきに2回以上葉面散布を行ってください。
※葉から速やかに養分を吸収させ、草勢を回復させます。
※ハクサイに散布する場合は、通常倍率ではなく800倍に希釈して散布してください。

〇この処方は、光合成促進と暴風雨によって弱ってしまった作物を活性化させる効果があります。


次に果菜類です

メリット青もしくは黄300倍+

グリーンセーフプラス1000倍

適宜草勢が回復するまで、3~5日おきに葉面散布してください。

※青並びに黄は生育に応じて使い分けてください。

☆ハウス内が浸水して土壌中が酸欠になった場合には、MOX(酸素供給剤)を10a当たり10kをかん水施用してください。


最後にイチゴです、

台風の暴風雨による苗への被害や、圃場の冠水やベッドが崩されてしまったりして、イチゴの苗に被害が出てしまうことが心配されます。

次の対策を参考にイチゴ苗の被害を最小にするように管理を行うようにしてください。

〇風雨にさらされてしまった場合

1、天候回復後すぐに、苗に付着した泥などを洗い流すように

殺菌剤+アミノメリット青 500倍で

散布してください。

※ただし殺菌剤との混用については、十分に確認してから行うようにしてください。一部混用が出来ないものもありますので、注意してください。

2、上記から2~3日後に

アミノメリット黄500倍+

ファイトオーツー1000倍

で1~2回、再度葉や芽に付着した土を洗い流すように丁寧に葉面散布を行ってください。

〇圃場が冠水したり、ベッドが崩されてしまった場合には、

1、速やかにベッドをないしてください。その際、スーパー酸素(酸素供給剤)を混和する酸欠の防止になりますので、行うようにしてください。


2、ビニールが掛かっていないで、ベッドが雨に打たれてしまった場合には、雨で土壌や葉から栄養分が流れてしまうことがありますので、窒素成分で1~2㎏/10a程度の追肥を行うようにしてください。


㈱茨城生科研・AGRI WORLD

茨城生科研では、体がよろこぶ農産物の生産栽培にむけた、土壌分析をはじめ、各種土壌改良剤や肥料の取扱いを行っております。

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