台風通過後対策~イチゴ編~

続報ではありませんが、イチゴの台風通過後の対策を少し細かく作成いたしましたので、アップいたします。


台風15号が通過した途端に、ものすごい猛暑に見舞われております。

このように、台風後の高温はチップバーンや不時出蕾、芽無しの一因になります。遮光をしっかりと行い、葉面散布や薬散は薄めの倍率で散布するようにしてください。


☆風向きの関係で塩害が心配される圃場は、かん水や葉水などで、塩分を洗い流してから防除や葉面散布を行ってください。


〇育苗圃場に屋根が掛か定る場合

1)天候回復後すぐに。
風による傷の回復とそこからの病気の感染を防ぐために
殺菌剤+アミノメリット青600倍液を葉面散布してください。(アミノメリットは1~2日おきに2~3回散布をおこなってください)


2)天気が回復した場合は、しっかりと追肥を行い草勢を回復させてください。
苗10,000本あたり、アミノキッポ3号又はアミノキャッチP2kgを5日おきに2~3回かん水してあげてください。


3)その後は、ホップアップ300倍を1~2日おきに定期的に葉面散布してください。


〇育苗圃場に屋根が掛かっていない場合

強い雨に打たれてしまうと、培土の中の肥料成分が流れてしまったり、葉の中の養分が気孔から流亡してしまいます。大雨や長雨の後は必ず下記を参考に追肥を行ってください。

1)天候回復後すぐに。
苗に付着した汚れを洗い流すように、
殺菌剤+アミノメリット青600倍液を葉面散布してください。
(アミノメリットは1~2日おきに2~3回散布してください)


2)苗10,000本あたり、アミノキッポ2㎏を300倍以上に希釈して3~5日おきに2~3回かん水してください。


3)その後はホップアップ300倍を1~2日おきに定期的に定植まで葉面散布してください。



㈱茨城生科研・AGRI WORLD

茨城生科研では、体がよろこぶ農産物の生産栽培にむけた、土壌分析をはじめ、各種土壌改良剤や肥料の取扱いを行っております。

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