葉面散布肥料「メリットシリーズ」
平素は、茨城生科研に対し多くの皆々様から、多大なるご支援とご愛顧を賜りまして、
誠に有難く厚く御礼を申し上げます。
さて、前回の更新の時に、こんな時だからこそ情報提供します。
と、豪語しました(汗)
で、これらの時期に適する情報と思い、いろいろ考えておりましたところ、弊社の一番取引させていただいております㈱生科研さまから、面白い情報を入手できたので、これをご紹介したいと思います。
㈱生科研さまには、いろんな問い合わせが来るのですが、その中でも「メリットシリーズ」について問合せがあった事例より、紹介させていただきます。
それは、散布時の温度についてのご質問です。
<質問1>
パンフレットには「高温で日照が強い時など、不適と考えられる条件での散布は避けてください」とありますが、高温とは何℃くらいのことですか?
どうです!これからの時期にピッタリの質問ですよね。
で答えですが、
30℃を一つの目安に見ているようです。ただ、27~28℃くらいになった時点で、これからさらに気温が上がり、明らかに30℃を超えるような場合は、散布を控えたほうが良いです。また、散布時に30℃を超えている場合は、散布をしないでください。
30℃くらいから見かけの光合成が下がりはじめ、蒸散も盛んなために葉の水分が少なくなり、葉の活性が弱っている状態になります。また、直射日光はさらに葉面温度を高め(水滴がお湯になるなど)、薬害のリスクが高まります。
日が高くなる前(9時ごろ)には、ほぼ散布液が乾くくらいの早朝、もしくは気温が下がっていく夕方(ハウスは湿度にも留意)に散布します。
特に、夏は軟弱野菜(葉物)では、メリットは800倍など薄めに散布を行ってください。
高湿、無風条件など散布液が長時間乾かない場合も薬害リスクが高まりますので注意してください。
次のご質問です。
<質問2>
希釈した液をその日に使わないと、何か害が出るのですか?あと余った液はどうすれば・・・
確かに、気になるところですよね。
で、答えですが
薄めて保管すると「反応して薬害が出るようになる」ということではないようです。肥料に含まれる成分は薄まることで微生物などの格好のエサとなり、希釈液中で菌などが増殖して腐敗したり、カビ、藻などが繁殖し目詰まりの原因となったりします。
特に夏場などは、翌日にカビが繁殖していることがたまにあります。
また、余った液ですが、同じところに2度掛けすると薬害の恐れがありますので、余ってしまった液は、その日のうちに別なところで使うか、液肥として圃場にかん水して使用するようにしてください。
ということで、これからの季節は葉面散布と温度は非常に重要な関係になってきます。
上記にも示しましたが、散布の際は「早朝」もしくは「夕方」を心がけるようにしてください。
葉面散布を上手に使うと、作物は喜んでくれます。作物が喜ぶと、栽培している我々も喜びます。結果一石二鳥なのです。
なんで、こんなことが言えるかというと、弊社の農産部では葉面散布をしっかり実施しているからです。
なので、ぜひとも上記の情報を参考に「メリット」を活用くださいますようお願いいたします。
なお、メリットシリーズのお求めは
お近くのJA様へお願いいたします。
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