天候不良対策~葉面散布
平素は茨城生科研に対し、多大なるご支援とご愛顧を多くの皆々様から賜りまして、誠に有難く厚く御礼を申し上げます。
そして、九州地方をはじめ豪雨により被害に遭われてしまった方々にお見舞いを申し上げます。
コロナ禍の中、さまざまな災害が日本列島を襲っております。
一体どうなってしまったのだろう、という気持ちです。
本当に気候変動が起きているのではないかと、考えてしまいます。
わが社の事務所所在地の笠間市も
ずーーーーと、雨が降っております。
気象庁のデータを見てみると、笠間市の7月ですが、昨日(13日)までで雨が観測されなかったのは11日と12日のみになっておりました。
(11日は岩間地区は雨が降りましたが・・・・)
そして、さらに日照時間ですが、平年だと7月上旬でおよそ40時間以上あるみたいなのですが、今年の7月は14時間しかありません。
な、なんと昨年の半分以下です。
もう言葉になりません。
この天候の影響で、農作物にかなり影響が出ているのではないでしょうか?
こんな状況なので、なかなか的確な対応策が見当たらない状況ですが、あえて言うなら
普段良くアップしておりますが、やはり
「葉面散布」
ではないかと思っております。
もちろん、「こんな天気で、いつやるんだ」という声も聞こえてくると思いますが、
この先、きっと晴れてくるときが来るはずです。
その時から、集中的に散布することで、草樹勢の低下、品質の低下をある程度予防することができるのではないでしょうか。
なので、再度の繰り返しになってしまいますが、
曇天・長雨の対策を記載させていただきます。
このように日照不足だと、光合成の能力が低下し、さらに雨が降り続いている状況下では、葉中から養分を溶出(リーチング)させてしまい、生育不良や草樹勢の低下に陥ってしまいます。
そのようなときに散布するのが、
メリットシリーズです。
メリット青 (7-5-3)
メリット黄(3-7-6)
メリット赤(0-10-9)
メリットシリーズは、天候不良時に効果の高い「ポリリン酸」と微量要素を配合しておりますので、草樹勢の維持並びに養分補給の観点から高い効果を示すことができるのです。
このような天候の時は、メリット黄が中心になると思いますが、草樹勢によっては、「青」「赤」をうまく使い分けるとよいと思います。
また、アミノ酸を配合している「アミノメリットシリーズ」もありますので、そちらも併せて使い分けをしていただけると幸いです。
そして、次に苦土と微量要素を配合した
「グリーンセーフプラス」
です。この肥料は生命の源である海の超微量要素と苦土を配合しているので、光合成能力を高め作物の代謝を活性化させる働きがあります。
光合成の活性測定の結果では、散布区と未散布区での比較では、散布区の方がおよそ1.5倍以上光合成がアップされたデータが出ております。
このメリットシリーズとグリーンセーフプラスを混用して散布することによって、草樹勢の回復、品質や肥大の向上等につながって参りますので、是非ともご活用いただけますようお願いいたします。
散布例ですが、
メリット黄(もしくはアミノメリット黄) 500倍
グリーンセーフプラス 1000倍
を混用して、4~7日おきに定期的に散布を行ってください。
最後によくいただく質問ですが、
農薬との混用についてのお問い合わせをよくいただきます。
農薬との混用については、基本的にはおススメいたしておりません。
が、このような状況です。
一気に防除から栄養補給までをやりたい、と思っていると思います。
その場合は、まずは、農薬の注意書きをよく一読していただき、混用の有無を確認してください。
記載がない場合でも、混用できない場合がありますので、十分に注意してください。
農薬との混用使用に際しては、大変申し訳ありませんが、ご自分の判断ということになりますので、ご了承ください。
なお、ご不明な点等がありましたが弊社SNS等でお問い合わせください。
0コメント