イチゴ栽培情報~定植後の管理について1~
平素は茨城生科研に対し多大なるご支援とご愛顧を多くの皆様から賜りまして、誠に有難く厚く厚く御礼申し上げます。
久しぶり??になりましたが、イチゴの栽培情報をアップして参ります。
イチゴの定植も峠を越えたところではないかと思いますが、今年のこの雨等の悪天候の影響がかなり出ているのではないかと思います。
今年も昨年同様に、花芽分化時期に悪天候に見舞われております。花芽分化後の天候も悪かったために、花芽の成長や葉の展開が悪く、昨年のように花数が少なく、小玉傾向で奇形果が多くなる事が予想されます。腋花の分化遅れや奇形果に注意して、下記を参考に温度管理や灌水、追肥をしっかりと行うようにして下さい。
<定植後の管理について>
ポイント! 成り疲れ予防と果実肥大、品質向上のための追肥管理を!!
◎葉面散布について
・奇形果の予防と腋果の分化促進に
ホップアップ300倍または、メリット赤300倍を
5~7日おきに葉面散布して下さい。
※腋花分化期(頂花の分化から3週間~5週間)は、1~3日おきに散布して下さい。
※腋果分化促進に9月下旬からメリット赤300倍+根っこりん300倍で7~10日おきに2回葉面散布して下さい。
◎かん水での追肥について
・根域への酸素補給に
雨に当たった圃場やベッドが崩れた圃場は、MOX(酸素供給剤)を10aあたり10kgを月に1回定期的にかん水して下さい。
※ベッドを直すときに、スーパー酸素を崩れた土に適量撒いてからベッドを直すと効果的です。
・エネルギー補給と果実肥大には、しっかりとリン酸を補給して下さい。
活着後から収穫開始まで新トーシンPK5kgを週1回定期的にかん水して下さい。
・根っこの活性化と葉の色抜け対策に発根促進剤をミネラルを補給して下さい。
マルチ後すぐに、新チャンス液S10kg+メリットM3kgを10日おきに2回かん水して下さい。
かん水についてのポイント!
基本的に、かん水は毎日行ってください。特に腋花の出蕾時にはしっかりとかん水して、ガク焼けを防いでください。また、朝の地温が15℃前後になったら、潅水する時間をなるべく早い時間にして、かん水で地温を上げてやるように毎日しっかりとかん水して下さい。
つづく!
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